好き!…嘘、大好き‼︎

ニコッとほほ笑むと翼君はほんのり頬を赤くした

「あ、あと一つ聞いていい?」

「なんでもどーぞ!」

「何で私なんか好きになったの?」

「俺、愛菜の隣のクラスなんだけど、廊下通ってるとき俺から愛菜にぶつかったのに、愛菜は俺のことすげぇ心配してくれて、それから愛菜を目で追うようになった」

そういえば…ぶつかったことあったよーな…

「目で追ってると、愛菜はいろんな表情して、見てて飽きなかった。他の女みたいに自分をつくらない愛菜に惚れた」

…真剣にこたえてくれて、胸が少し高鳴る。

「彼氏いるのは知ってたけど、が伝えたくて…」