好き!…嘘、大好き‼︎


そう言うと、私を見つめる一真

「なに?」

「それでいいのか?愛菜は」

いいわけない…
でも仕方ないんだよ…



「いいの…」

泣きそうになりながらも懸命にこたえる

「いいって顔してねぇけど?」


見透かさないで…
忘れようと頑張ってるんだから


「忘れようと、頑張ってるの…だから、もう、祐介の話は無し」

そっか、とつぶやいて、急に立ち上がる