「愛菜」

誰かが私名前を呼ぶ
この声…
「祐介?」

後ろを振り返ると
すごく悲しそうな表情をして私を見つめる祐介。

なんでそんな顔するの?
いつも莉子ちゃんと仲良くしてるじゃん。
もしかして莉子ちゃんと喧嘩でもしたの?

「屋上、行こ」

祐介にそう言われ、頷く私



「どうしたの?なんかあった?」
「…」