―――――――――――― ―――――――― ―――― 家にまで送ってもらうと、直ぐにトイレの中に入って吐きだした。 キツイ、物凄くキツイ。 全て吐き終わる頃に、トイレの外から声がした。 「大丈夫か?」 心配してくれる朔の声だった。 私は「うん。」と小さい声だったけど、しっかりと返事をした。 「ここまで送ってくれて、ありがとう。」 私は朔にお礼を言う。 こんな事になるなんて、想像もしてみなかった。 朔は私の頭とポンッと手を置いた。 すると、髪の毛をぐちゃぐちゃに乱してきた。