「痛いでしょ、あんた親に暴力振られてんの?」 「・・・・彼氏。」 「最低ね、ソイツ。」 私でもそう思う。 暴力を振るう人ってこと知らなかったら、付き合わなかった。 いや、私が分かんなかっただけか。 本当のいい人か、悪い人か分かんなかっただけの話。 「仁が連れて来たとき、驚いたもの。」 「仁って?」 「あんたが、公園であった男。」 あのイケメンの人・・・。 仁って言うんだ。 私は、あの人に助けてもらったんだ。 なんか、色々な人に迷惑をかけているんだ・・・私って、ダメな人だ。