「あなたと私って似てるじゃない、だからきっとそばに置きたかったのよ・・・あなたの事。」
「間違えて名前呼ばれたことない?多分、それ私の事。」
「あっ、寝てるときとか呼ばれたことない?」
私は、今までの事思い返した。
そうだ、仁の家で止まったとき・・・仁がつぶやいてた。
『ゆ・・・な。』って。
声が小さくて聞き取れなかったけど、本当はユリナって白石ちゃんの事呼びたかったの?
あの時、私浮かれちゃったよ。
私の事好きじゃないのかって。
「お願い、仁と離れて。」
「仁は龍王の総長で、普通彼女と以外はいちゃいけないの・・・だから、正直由奈さん邪魔なの。」
そして、白石ちゃんは付け加えれるように「迷惑なの。」ときっぱりと言った。
流石に、傷つく。
いや、もうすでにズタズタって言えるくらい傷ついてた。