Dear Song

あたしと伊吹が話をしていると、、、


「伊吹さん」


そう、Jeunesseのドラムの人が伊吹の名を呼んだ。


「おう、康(やす)」


伊吹はそう、彼のことを呼んだ。


Jeunesseのドラムの名前、康って言うんだ。


「今日のライブ、凄く良かったッス」


敬語なのか、タメ語なのか良くわからない言葉使いで、伊吹に話しかける。


「サンキュー。正直、アンコールはどうなるかと思ったけどな」


伊吹はチラッと、あたしのことを見て、そんな言葉を溢す。


「土壇場で「歌詞変えたい」なんて、バカなことを言うボーカルが居るからな」


いつの間にか、奏があたし達の会話に入ってくる。