Dear Song

いつの間にか、会場を埋め尽くしていた人も居なくなる。


ステージにも、誰も居ない。


それなのに、あたしはその場から動けなかった。


気づいてしまった、この気持ちは、、、


これから、どこに向うのだろう。


もう、、、遅いのかもしれない。


遅すぎたのかも、しれない。


「、、、ゆぅ、む」


それが、初めてだった。と思う。


悠夢の名を、ちゃんと呼んだのは、、、


届かない、あたしの声は、、、


静かな、会場の中に、、、寂しく、消えていった。


この胸の切ない、痛みは、、、一生、忘れられないだろう。


だけど、あたしは、、、この痛みと、生きていく。


だって、、、悠夢が教えてくれた、痛みだから、、、