Dear Song

兄は、あたしのことを心配してくれているのだろう。


確かに、あの頃のあたしは自信もなかった。


兄に負わせた怪我のことを、後悔し、悔やみ、、、


大事なものを、見失いそうになっていた。


だけど、今のあたしは、、、違う。


だって、気づけたから、、、


大事なものにも、手放しちゃいけないものにも、、、


だから胸を張って、堂々と言える。


あたしは、、、


前を見て、ちゃんと歌と向き合い、進んでる。って、、、


「お兄ちゃん。明日ライブ、頑張って。それで、、、戻って来て。もう、ライバルが居なくて、つまんない」

「チャキ。お前も言うようになったな」


兄はワシャワシャ。と、あたしの頭を撫でた。