Dear Song

でも電話で話す兄の言葉によると、経過は順調らしい。


たぶん兄がこの街に戻り、ステージに立つのは、もうすぐの話しだろう。


「無理すんなよ」

「ありがと」


伊吹の優しさに、あたしは笑顔で返事を返した。


「ゆっくり休んで、Libreのファンたちに、また最高な歌を届けようぜ」


その伊吹の言葉で、あたし達は別れた。


あたしは1度、この街にある自分の部屋に寄り、必要なモノだけを手に、兄の居る街へと向った。


タクシーに揺られ、新幹線に乗り、、、


懐かしい、兄のいる街に着いた時には、日はすっかり落ちていて、まばらに星たちが見えた。


あたしの家で、今は兄が住んでいる家へと、、、


1人、足を進める。