Dear Song

でもあたしは、冗談でこんなことを言っているわけじゃない。


「音大には、行きません」


なので、もう1度、、、


あたしは同じ言葉を、お母さんに向けた。


「何言ってる?チャキは音大に行って、ピアニストになるの。お母さんと同じように、同じステージに立つの」

「立ちたく、ありません。あたし、、、」


__バサッ__


言い終わる前に、お母さんは手にしていた楽譜をあたしに投げつけた。


「認めない」


その言葉に、お母さんの強い意志を感じた。


それに、あたしは怯む。


だけど、今譲ってしまったら、、、ダメだ。


「認めて欲しい、なんて、、、言いません。ただ、、、行けません。あたし、、、やりたい事が、あるの」

「何よ、そのやりたい事って」