Dear Song

せっかく、お母さんのこうやって話せている。


明日になれば、担任を交えて、、、あたしの進路は、決まる。


話すなら、今しか、、、ないんだ。


お母さんも、そう時間がある人ではない。


そんなお母さんも「ついで」とは言え、日本に来た。


そして今、あたしと話をしている。


言わなきゃ、、、


「あたし、、、その、、音大には、行けません」


その、、、


あたしの言葉に、お母さんはやっと視線をあたしに向けた。


そして、凄く久しぶりに見た、、、お母さんの瞳。


そこには、少しの動揺が伺えた。


「お母さん。チャキの冗談に付き合ってる暇、ないんだけど」


あたしの初めての反抗は、お母さんに「冗談」にしか思わなかったらしい。