Dear Song

壁に寄りかかり、2人が早くどこかに行かないか。と、様子を伺う。


「悠夢の気持ちは、わかってる。だけど、、、」

「俺には、ラブソング書けねぇよ」


怒鳴りつける美郷に、悠夢は申し訳なさそうに言う。


「悠夢の音楽の世界に、あの子しか居ないのはわかってる。好きな人が作った。他の子に向けたラブソングなんて、もう、、、歌いたくない」


好きな人が作った?


他の子に向けた、ラブソング?


それって、、、


美郷の想いを寄せてる人が、、、悠夢って事?


「、、、美郷」

「あたし。ずっと、悠夢が好きだった。ずっと、、、悠夢のこと、傍で見てきたのは、あたしだよ?なのに、なんで?なんで、、、あの子なの?」


今にも泣きそうな、美郷の声。