Dear Song

「それに、今回のはただの文化祭ライブじゃない。まだ関係者にしか話はしてないけど、お前らにとっては「オーディション」みたいなもんだ」


オーディション?


あたしは、兄の言葉に首を傾げる。


「今回の文化祭ライブに、音楽関係者の人間も来る」


そんなあたしに気付いたのか、兄はそう説明を加えた。


「チャンスを物に出来るか、それともただの文化祭Liveにするか。それは、君たち次第」

「今回のチャンスを活かせねぇなら、Libreに未来なんてない」


TAKUYAの言葉にとって付けるかのように、SATOはそんな言葉を吐いた。


Libreの、、、未来が掛かってる、ライブ。


「そう脅すな、SATO。辞めたきゃ、辞めても良い。でも、チャキ。お前にとってはラストチャンスだ」


その言葉に、あたしは兄の顔を見た。