Dear Song

「悪かった、チャキ」


お兄ちゃんは、何も悪くない。


悪いのは、あたし、だ。


なのに、そんな兄にあたしは酷い言葉を浴びせてしまった。


謝らなきゃ、いけないのは、、、あたし。


「、、、ごめんなさい」

「なぁ、チャキ?チャキは、、、音楽、好きだよな?」


兄は、酷い言葉を浴びせたあたしにそんなことを尋ねた。


そして壁に立てかけてあった、あたしのアコギに手を伸ばす。


けして「上手い」とは言えない、兄のアコギ。


怪我をする前だったら、もっと上手く弾けていたのに、、、


「俺も、音楽が好きなんだよ。どうしようもないくらい、音楽が、、、好きだ」


そう言い、いつもの子供の様な笑顔をあたしに向けた。