「輝、お父さんなこの人と再婚したいんだ」

そう言ってきた父の貴雪。
貴雪の隣には30代くらいの女性がいた。他に男の子が二人。

「輝くん、はじめまして。貴雪と付き合ってる梨沙です。この二人は息子の和真と拓真です」
「「よろしく」」

《相談無しに会わせるって拒否出来ないじゃん》

そう頭に浮かんだ言葉。

「父さんが幸せなら俺は良いよ」

父親の笑顔があまりにも嬉しそうだっから断れなかった。