憧れの場所へ連れていって


「話すこと何もないよ」
「最近、顔全然見てない。俺は輝ともいっぱい話したい。ご飯一緒に食べよう。学校のことも聞きたい」
「父さんが気にすることなんて何もないよ。友達もいるし、勉強だってしてる。ご飯だって食べてるよ」

輝が必死に訴えてるのを貴雪は悲しい顔で見てる。

「もう少し頼ってくれないか?」
「父さん、梨沙さんと二人のことは何があっても守ってあげてね。俺はこの家にいれるだけで十分なんだ」

輝が何を思っているのか全部はわからない。でも、貴雪がわかろうとしていることを輝は気づいている。

「貴雪何してるの?」
「ほら、呼んでるよ。行って」

しぶしぶ戻っていった。