憧れの場所へ連れていって


梨沙たちが一緒に住むようになって一ヶ月が過ぎた。

いつも通り、気づかれないように起きて、気づかれないように家事をこなし、気づかれないように家を出て学校に行く。

学校では毎日のようにごみ扱い。
ご飯も1日ガムだけ。

「輝、ちゃんとご飯食べてるか?」

唯一の友達にも心配される。

「食べてるよ。だから心配すんな」

おもいっきり笑ってやった。

「それ以上痩せるなよ。細すぎだ」
「普通だよ。それより、待ってるよ。友達が」

和樹は優しい。
こんな俺とも一緒にいてくれる。