みずきの家についた。
みずきが先頭を歩きみんな後ろに従う。
部屋に着いたみたいで1つのドアの前で立ち止まる。
みずきがドアをノックしながら声をかける。
「お母さん?お父さん?起きてる?」
返事がない…
こちらもノブを回しても開かない。
みずきは泣きそうな顔でこちらを見ている。
いつもはお姉さんみたいに頼りになるみずきが泣きそうになっている。
私もお母さんがどうなっているかわからなくて泣きそうだ。
そっとみずきの手を握る。
みずきも握り返してくる。
そっと私たちを見守っていた瞬が、次へ行こうと言った。
時計回りに進んでいるので次の家は佑樹の家だ。
