「え…なにこれ」
玄関を開けて固まった。

家の目の前の道がすべて蔦で覆われていたのだ。

「え、なになになに。なにが起こってるの。」
一人呟きながら隣の家を見る。

大きな声でみずきを呼んでみる。

「みずきーーーーー!!!」

すると、みずき以外の幼馴染みも出てきた。

「なーに、っっきゃっ」

「…っ」

「おっはょ?…え、なに。」

「朝から大声出すなよ…はっ、なんこれ。」

「みーちゃん、うるさいよ?あっれ~なにこれ~」


みんな気がついていなかったみたいだ。