「プッ 変な名前」

「そ、そんなことないです!
うーは自分の名前すごく気に入ってます!」

「うー?」

「うゆうだからうーなんです!
文句ありますか?!」

「無いけど?
てかこんな時間に何でここにいるんだ?」

そうだった。
今は普通は授業中
授業しか取り柄の無さそうな見た目のうーがこんな時にここにいるのが不思議なんだろうなー

「色々あるんです!」

とりあえず誤魔化した

「ふーん?まぁいいけど
てかなんでお前前髪そんななげーの?
邪魔じゃね?」

ギクリ

「ジャマナワケナイジャナイデスカ」

「動揺してんじゃん
なんで伸ばしてんの?」

「顔嫌いだからです」

「へぇー?
でも、お前カワボだし、顔も可愛いぞ?」

「えっ? 前髪があるから見えないはずじゃ…あっ!」

今気付いた
前が見えすぎてるんだよなー
前髪は全部耳に掛かってた
田辺の奴こんな事やりやがって

「可愛いんだからそのままにしとけよ
お前らもそう思うだろ?」

「お前ら?
っと、かわぼって何ですか?」

「は?
おまえそんなことも知らねーの?
カワイイボイス略してカワボ」

「へぇー!なるほどでふ!
いたぁ! 舌噛んじゃいました」

「ふっバーカ」

赤髪さんがフワッと笑いました
それはそれは可愛くて乙女みたいでした!

ってまた馬鹿って言われたー!
そうそう!
オマエラって誰の事?

あ、後ろの金髪さんたちのことかー
って、金髪ー?!

赤の次は金かよ!

何て日だ!
ってちっがーう!