-ドンッ!!! 「いたたた…」 「みらい!いた!どこいたんだよ!」 廊下の角を曲がってすぐに 誰かにすごい勢いでぶつかった。 「りょ、りょう…ごめんなさい…」 りょうはあたしの両肩を持って 心配そうな顔をしてあたしに言った。 「トイレとか言ったくせに 探そうと思ったけど、女子便なんか 入れるわけねーだろ!」 りょうはがっくりと肩を落とした。 「頼むから俺のそばから離れないで」 え?なに?今のどゆこと? 頭が混乱する。