キミの青い瞳に…



そんな訳で放課後。


俺は視聴覚室の前にたっている。
はぁ…


「よし!」


ガチャン…


「り…「晃君!!!」」



遮られた…


「晃君!
今日のお菓子は!?」


りぃの目がメチャキラキラしてる。
俺はとりあえず今日のお菓子を出した。


今日はマカロン。

まぁ上手にできたかな?



「うわあぁぁ…

 ありがとう、晃君!!!」

そう言ってマカロンを食べ出すりぃ。


スゴくカワイイ笑顔。
その顔を独り占めできたらいいのに…

そう思うと俺の腕は自然にりぃを抱き締めていた。


「晃…くん?」

りぃは不思議そうに俺の腕の中から俺を覗く。

綺麗な青…



その青い瞳は誰か写しているのかな?

写しているのが俺だったらスゴく嬉
しいのに…。



今、こうしてる間も心臓がヤバい位ドキドキしてる。

りぃ…キミには聞こえてる?



俺は……俺はりぃの事が…







「好きだよ…」


やっと口から出た言葉。