あー、疲れるわ。クラスメイト。
静かにしてくれないかしら?
授業中よ?

バン!!!

…今度は何?

「静かにしてもらえますか。授業中だぞ」

…また海中…
てことはあいつもくるのね

「ほーら、海中お怒りだぞー(笑)
こわーい(笑)」

ちっ、でた。こいつが一番嫌いだわ。
野々宮純也。


「り、琳雫ちゃん大丈夫?」

こそこそと話しかけてくる未桜。
儚げで可愛いわ。

「大丈夫よ。ありがとう。」

微笑んでみる。
笑顔ってニガテ。
そろそろ、私が言ってやんないとダメかしら、一向に静かにならないわ。

「うるさい。静かにしなさい。」

ピタッ

一気に静かになる。
いい気味ね。

「そ、それでは授業を再開する」










…あー、

「疲れるわ。」

ピタッ

「つっ…?!!」

「へへ、お疲れ様、琳雫ちゃん!」

…未桜…この笑顔は私の一番の癒しよ。

「あ、私が好きな…バナナオレ。買ってきてくれたの?」

「うん!琳雫ちゃんこれ好きだからちょっとでも元気になれば…って」

「ありがとう」

こういう優しいところが好きだわ。

「い、いやいや!」