「未琉來ー」

「あー乃ちゃん何ー?」

この人は私の幼なじみ!
荒川 乃暉(アラカワ ダイキ)

「未琉來ーお弁当はー?」ニヤニヤ

お弁当ならここにあるは…

「ないっ!お弁当ないよぉ。ひっく…」

「何泣いてんだよ!お前のお弁当ならここにあるから」

そう言って乃ちゃんは私の前に私のお弁当をゆらゆらさせた。

「何で乃ちゃんが持ってんの?」

「未琉來が弁当忘れたからーっておばさんに頼まれた」

「そうなんだ!乃ちゃんありがとー♪私のお弁当頂戴?」

「自力で取ってみ?」

「無理でしょー!私の身長が148㌢で乃ちゃんの身長はー?」

「177」

「むりむり」

「ジャンプ!未琉來!ジャンプしてみ?」

「グンッ取れた」

なぜ取れたか?
それは乃ちゃんの優しさのおかげです!

「やればできるじゃん」ヨシヨシ

「へへ。ありがとー」

「おぅ」

「未琉來ー!お弁当一緒に食べよー」

「今いく❗乃ちゃんありがとー♪バイバイ」