「そうだ。君の名前は何にしようか?」




彼女は考えるポーズをして、はっとなにか思いついたような顔をした。





「プシュケ!プシュケにしよう!」






〝プシュケ〟






変な名前だ。







「プシュケはね、幸福の神様の名前なんだよ?知ってた?」






にこにこしながら話す彼女。






プシュケ
幸福の神様







僕の名前だ。