四人、それぞれが向かい合い、
    お互いを確かめ合うように言葉を交わす。

夏 「『もっとも親しき友人というのは、つねに兄弟のように退屈だ。』
   萩原朔太郎。」
悠 「『人生における無上の幸福は、自分が愛されているという確信である。』
   ヴィクトル・ユゴー。」
一 「『何かいい物語があって、それを語る相手がいる。
   それだけで人生は捨てたもんじゃない。』アレッサンドロ・バリッコ。」
恵 「『一生の間に一人の人間でも幸福にすることが出来れば
   自分の幸福なのだ。』川端康成。」
四人 幸せは名もない1日につまっている。