神楽仁の手があたしの顔に触れると、ゆっくりとなでおろされる。 え、やだやだなになに触らないで⁉ それからもう片方の手であたしの髪触る。 「なにしてんの?やめて欲しいんだけど」 冷静にそういうと、神楽仁は動きを止めて 「お前…俺にドキドキしないの⁉」 って言った。 ……はぁぁぁぁぁぁぁぁああ⁉ 「誰があんたなんかにドキドキなんてするか!」