「断ったよ。」



いつもと変わらぬ返事をする。



「そっかあ〜。まぁいつか泉音に彼氏ができることを期待してるよ〜!」



あたしが恋愛したくないことをわかっているのか、あまり深く聞かずに軽く受け流す瑠璃香。



こういう瑠璃香の優しいところが好きなのよね。





「「きゃー‼」」





するとどこか遠くから女子たちの黄色い叫び声が聞こえた。




耳いた…