「ふぅ…………」


これ何台目だろう
結構な数のバイクに
ガソリンを入れた

これが最後かな



ん?




「すげー……」



思わず声が出た
このバイク使い込んでる
のに傷一つない
丁寧に手入れされてる





「おい!そこの店員!!」



ビクッ



「なに俺のバイクに
 触ってんだよ!」



私はなにも
言わず頭をさげた
けど相手はよっぽど
嫌だったのか私の
胸ぐらをつかんできた