朝日と君の背中





……あれ、痛くない





「お前ら女相手に何人で
 かかろうとしてんだ?あぁ?」



目の前にチャラい人が
私をかばってくれてる



誰、この人



「ゆ、弓月さん……
 いや、だって、こいつ愁さんを」


「お前らに守ってもらうほど
 愁は弱くねぇーよ!!
 次この子に手出したら
 ………………………殺すぞ」


ビクッ!


「す、すいませんでした!」


私を囲んでた男達は
逃げていった


「大丈夫?怪我ない?
 俺弓月!お前名前は?」


「……………」



私はなにも言わず
頭を下げて仕事に戻ろうとした