朝日と君の背中






また一週間後
本当に愁はこなかった



「よかった」



そうつぶやいて
仕事に戻った
すると


「お前だろ?愁さん殴った女」


私は少し顔をあげ
相手を見る


「よくも愁さん殴ったよな
 お前覚悟できてんだろーな」


あーもしかして
殺される?


男の人5、6人が
私の周りを囲んだ
みんないかつい顔してる


「おい、殺れ」


一人が言い出すと私は
殴られた

………はずだった