「さぁーーきぃーー!!」


「あ、菜々華!!!」



相崎 菜々華(あいざき ななか)、私の小学校以来の親友。


そして、私の病気を知っている数少ない人のひとり。


病気…っていうと、正確にはちょっと違うんだけど。



「咲〜おんなじクラスだね、やった」


「うん、嬉しい」


「それより、大丈夫?廊下、混んでたけど…誰かとくっついたりしなかった?」


「大丈夫だよ、ありがとね」