気がつくと、私はベットの上で
寝ていました。

ウイルスの効果で半日程度寝ていたと
言われました。

「そうそう、あなたのお姉ちゃん
起きるとすぐにどこかへ向かったわよ。
これを渡してって」

看護師さんは、私に一枚の
紙切れをくれた。

そこには、お姉ちゃんの汚い字で

(残していってごめんね、エジェル。
私は月もエジェルも守れなかった。
守れるようになるまで、さよなら)

と書いてあった。