あれは、一年に一度の
ギルドトーナメントだったでしょうか。
私と、お姉ちゃんで作ったギルドは、
私と、お姉ちゃん、月ちゃんの
三人のギルドだったけど、
順調に勝ち進んだのでした。
そして、準々決勝の時。
相手ギルドの、少し太った騎士が
声をかけてきたのです。
「ねぇ、お嬢ちゃん達疲れてるでしょ、
飴あげるから、回復するといいよ」
「結構なのです」
「まぁ、そういわずにね?」
「そーだよ月、せっかく親切に
してもらってるのに」
そう言って私に青の飴、お姉ちゃんと
月ちゃんには、黄色い飴を渡しました。