男友達-anotherstory-

話してみると決めたものの、タイミングがつかめない。


そのままあっという間に帰りになっちゃって、今日ばかりは学校が長引けばいいと思った。


なんか緊張していつもみたいに話せない。

手も繋げない。


俺と瑞穂には変な距離があいた。


ちらりと瑞穂を見る。




俺よりもはるかに小柄な背。

真っ白な肌。

綺麗なストレートの黒髪。

全部好きだ。


でも、俺の一番大好きな、瑞穂の笑顔がなかった。


何よりも好きなのに。
何よりも大事にしたいのに。

壊してるのは自分。


壊したのが俺なら、治すのも俺だよな?



「瑞穂、俺らさ...」


一緒の高校行かね?



そう言おうとした。