男友達-anotherstory-

「なんだよ、あんな呼び方してさ。」

「大樹...私はね、あんたには心底がっかりしたわ」

海斗と同様、ため息をつく峯口。

「どういうことだよ」

「だからつまり、あなたヘタレねって話をしてるの。
同じ高校に行こうともいえなくて瑞穂を倒れさせる。
翔って男に取られそうになってるのに行動もしない。
あんたさいてーね。」


すごい目で俺を睨む峯口。



しかも、言っていることは全部的を射ていた。


悔しいほどに全部あっていた。


「俺は怖いんだ...
瑞穂に拒否されるのが。」


瑞穂の笑った顔、怒った顔、泣いた顔...

全部失うのが怖い。


「ばかね。
瑞穂が拒否するわけないじゃないの。
大樹のこと...あんなに好きなのに...
気づいてあげなさいよ。
今頃、大樹が怒ってるんじゃないかってきっと不安になってる。
声、かけてあげてよ。」


峯口は切なげな笑顔を浮かべながらゆっくり一言一言話した。

背中を少しとんって押されたような気持ちになった。


「あぁ、峯口。
ありがと。俺、ちゃんと瑞穂と話してみるよ」