男友達-anotherstory-

しかし、今日の騒動があってからまわりが瑞穂を避け始めた。

さらに暗くなる瑞穂が気がかりだった。


「おい、笠原が気になるんだったら声かけてやれよ」

海斗が呆れたように言う。

「いや、俺よりもほら、今村とかのほうが良いだろ」


同性の方がいいことだってあるしな。


「ばかじゃねーの。ほんとばか」

海斗はため息をついた。


「何がばかだ!俺は正当なことを言ってるだろーが!」

「なにもかもがばかだ。
そんなことしてるから笠原取られんだよ」


瑞穂が取られる...
翔に...?

いやいやいや...

「取られるなんて、ありえねーから。」

そういって、俺は横目で瑞穂を見た。

周りには峯口と今村がいた。


ふと、峯口と目が合った。

ちょっと俺を睨んでくいっくいっと手首を曲げる。


来いってこと...?


俺が席を立つと峯口は廊下へ出た。


俺も合わせて廊下へ出る。