男友達-anotherstory-

「じゃ、俺は帰るから!」


あれから1時間ほど話を聞いてもらった。
時間はもう遅かった。

「気をつけてね翔くん!」


聞いてもらってよかった...


なんだか誰にも言えなかったし。
結果、巻き込んじゃったんだけど...。

「あのっ、翔くん!」


てくてく歩いていく翔くんを私は引き止めた。

くるっとこっちを向く翔くん。

「翔くん!今日はありがとう!
色々、助かった!」


翔くんはにこっと笑って

「このままお助けヒーローにならないことを祈るよ!」


そう言った。


明日、大樹とちゃんと話そう。
ちゃんとゆっくり話そう。