男友達-anotherstory-

「あ...よろしくね...」

うまく笑えてるかな。
私。

私は渚ちゃんと握手をした。


まさか対面するなんて思ってなかった。


渚ちゃんは美人だ。
綺麗な茶髪。
多分、地毛だと思う。
白い肌。
くっきり二重のくりくりお目目。

世の中は不平等だ。

だってこんなにも私と違う。

そりゃ誰だって好きになっちゃうよ...


「あ、せっかくだから3人でお話しよーよ!」

渚ちゃんはにこりと笑って言った。


3人...
無理だ。こんな空気。
辛いし。

泣きそう...


「あぁ、瑞穂も来るよな?」

何言ってんの大樹。
馬鹿じゃないの。

さっきだって何を言おうとしたの?

もう無理だって言おうとしたんじゃないの?

「わ、私今日用事あって...
2人とも久しぶりに会ったんだから二人で話すといいよ!
積もる話もあると思うし!」


「...そうか、じゃあまたな、瑞穂。
帰ったら連絡するから」

「うんっ...」



2人きりに...してしまった。



ばかか...




感情的になった...



別れ話だったかもわかんないのに



一時的な感情に任せた。



うまく行っていた日常が音を立てて崩れていく。