「だって宿題とかたりーもん...」


机に顎をのせて唇をとがらせる大樹。



ここ近く私達はこんな感じにのほほんとほわわんと暮らしていた。

平和な日々。



過ぎていく中学生生活。






「そんなこと言ってたら高校行けないぞー」




決めなければならない進路。

私は大樹と同じ高校に行きたいと思っていた。

大樹はどう思ってるのだろうか。
そういう話はしたことがない。