男友達-anotherstory-

写真の騒動の後、クラスの人達と自然と距離ができた。

いつもどおりだったのは華と來美ちゃんだけだった。

「瑞穂、大変だったね...」

華はお母さんのように私の頭をなでた。

「なんでカフェなんかに行ったの...」

來美ちゃんはため息をつく。

言えないよ。
大樹と翔くんにあんな悲しい過去があるなんて言えない。

「うん、ちょっと...」

それこそ私の家に...
いや、逆にもっと言われてたかもしれないな...

「言えない理由があるなら言わなくていい。
ただ...わたし達だけはあんたの味方だから。
周りがあんたを避けてもわたし達だけは避けない」

「そうだよ、瑞穂
避けたりしないよ?わかった?」

二人は微笑んで、私に暖かい言葉をかけてくれた。

「うん、ありがとう」

二人の暖かさに涙が出た。