男友達-anotherstory-

「なんかなやんでんの?」

ぴょぴょこと階段を降りて私の前に立つ。

翔くんはちょっと癖っ毛。
くるんって髪がなってる。
それでも触ったら気持ち良さそうだ。

「別に悩んでなんかないよ。」

悩ませてるのは翔くんだ。

「そんな悩んでなかったらため息なんてつかないじゃない。
どうしたのさ」

翔くんって話術があると思う。
こんななにか企んでそうなのに話してみよっかな。なんて思ってしまう。

でも、大樹のこと知ってるのは紛れもなく翔くん。
聞きたいな、大樹のこと。

「ここじゃなんだから、どっか寄り道しよ?」

あの子のことも聞きたい。