男友達-anotherstory-

夢の中のことを思い出した。

暗闇の中に太樹がじゃあねと言って行ってしまう。
辛くてさみしい夢。

でも途中で、また迎えにくるからって声が聞こえて、安心出来たんだ。


「太樹…」

私はそばにいる太樹を本物だと思いたくて、ずっと太樹に触れていた。

柔らかい毛質。

本当に気持ち良さそうに寝ている。

可愛い寝顔。


ねぇ太樹。

このまま君にすがってもいい?
私がいないと何も出来ないなんて思わないから。

このまますがってもいいですか?