今年の夏。


私、笠原瑞穂はずっと何年も片想いだった伊藤大樹と付き合った。


それは夢のようだった。


だけど、やっぱりすれ違った。
嫉妬した。
焦った。


そして、秋。
付き合ってからやっと私と大樹は男友達という関係を越えた。



それから、たくさん学校のイベントがあった。

体育祭、合唱祭。



すべてがあっと言う間だった。



付き合ってから3ヶ月ほどたっていた。



私たちに残っていたのは進路だけだった。