『しょうたくん、
 なんでそんなに私を見るの?』

プリズムちゃんは云いました。

『……嫌なの?』

しょうたくんは訊きました。

『ううん、とんでもない!
 私、とってもうれしいの。
 なんだか、とっても、うれしいの。』

『……ほんと!?』

しょうたくんの顔が、
パァッと明るくなりました。

そのときのプリズムちゃんが
今まで見たこともないような
優しい光を纏っていたからです。