「ねぇ君?」
「「ふぇ????」」
私と日向の声が重なる。びっくりして振り向いてみるとそこにはなんだか不思議な雰囲気の男の子がいた。
「君、その女の子嫌がってるように見えるよ?離してあげなよ。」
私も日向もなんだかポカーンとしちゃった。だってその男の子は背が高くて、色素が薄い感じで、ふわふわっとした、今日みたいな雪景色が似合う…
い・け・め・ん!!/////
「行こう?」
「え…きゃっっ⁉︎ 」
そうして彼は私を軽々とお姫様抱っこするとなんだかゴチャゴチャ騒いでる日向をよそに、王子様みたいな爽やかな笑顔で私を助けてくださったのでした♡