夏も近づいてきた6月。 無事高校2年へと進級して、新しいクラスにも馴染んできて。 何気ない日々だった。 でも。何かが足りない。 その何かが何なのか、私は気づいてる。 それが何なのか。 考えることもない。 だって何なのか気づいてるから。 私は気づいていないふりをしてただけ。 そう。あの日から…。