康平が図書館に着くと、亜樹と綾香が二人で勉強していた。
「あれ、康平は用事があったんじゃないの?」
「いや、……きゅ、急に用事がなくなったんだよ」
亜樹に訊かれて、康平は歯切れが悪い口調で答えた。
「ふーん……ま、そういう事にしてあげるか。今日は安心して。綾香もいるし、スパルタ式じゃないから」
「それは残念だな。今日は、勉強しようと燃えてきたのによ」
綾香が小さく笑って言った。
「私、話に参加していいの?」
「あ、当たり前でしょ」
「そ、そうだよ。全然大丈夫だよ」
亜樹と康平は同時に言った。
「ハイハイ! 分かったわよ。ところで映画の件は二人とも行けるの?」
「それは大丈夫さ。健太は二つ返事でオッケーだったよ」
「よかった。兄貴から貰った映画の券が、なぜか四枚もあったのよね! ……この前、四人で図書館にいた時のメンバーで行きたかったんだ」
「あれ、康平は用事があったんじゃないの?」
「いや、……きゅ、急に用事がなくなったんだよ」
亜樹に訊かれて、康平は歯切れが悪い口調で答えた。
「ふーん……ま、そういう事にしてあげるか。今日は安心して。綾香もいるし、スパルタ式じゃないから」
「それは残念だな。今日は、勉強しようと燃えてきたのによ」
綾香が小さく笑って言った。
「私、話に参加していいの?」
「あ、当たり前でしょ」
「そ、そうだよ。全然大丈夫だよ」
亜樹と康平は同時に言った。
「ハイハイ! 分かったわよ。ところで映画の件は二人とも行けるの?」
「それは大丈夫さ。健太は二つ返事でオッケーだったよ」
「よかった。兄貴から貰った映画の券が、なぜか四枚もあったのよね! ……この前、四人で図書館にいた時のメンバーで行きたかったんだ」


