今俺たちは屋上にいる


となりにいる日和ちゃんは、俺が知ってる日和ちゃんとは、全くの別人だ。


病院のパジャマを来て

点滴を付けて

もともと細いけれどもっと痩せ細ってしまっている


「日和ちゃ…」


「奏くん。ワタシが今から言うこと、絶対にゆうちゃんに言わないって約束出来る?」



「…え」



「ゆうちゃんには知られたくないことなの。お願い。約束して」


「…わかった」